憎い。
読書に集中できないという悩みは、人生のやる気を削ぐ、最悪の敵です。
- 文字を追うだけで意味が読み取れない
- 普段に比べてページの進みが異常に遅い
- 別のことを考えて物語に入り込めない
何よりも”読みたいのに読めない”という気持ちはちょっとツラいです。
そんなときのために、この記事では読書に集中できる方法をまとめました。
すぐできること、日頃しておきたいことを分けて紹介しています。
集中できないときすぐ試せる6つの方法
読書に集中できないとき、その場でできる対処法を6つ紹介します。
今すぐ試せるものばかりなので、即やっちゃってください。
仮眠をとる
眠気は読書の大敵。
頭がボーッとしていては、環境に関係なく本に集中することは難しいです。
そんなときは無理やり読書をするのではなく、一度仮眠をとるとスッキリして、読書に集中することができるようになります。
ただここで問題になるのは、外出先で読書をしているときです。
自宅に居れば難なく寝ることはできますが、カフェやファミレスではマナー的な問題があります。
そんなとき試してみて欲しいのは、ただ目をつむる方法です。
座ったまま10分ぐらい目をつむるだけでも眠気をスッキリさせることができます。
もちろん机に突っ伏して寝たりできる場合はそっちの方が効果は実感できます。でも場所的に難しい場合は目をつむる方法を試してみてください。
気分をリフレッシュさせる
本を読んでいて疲れてくると、集中力は落ちます。
人間の集中力の持続には限度があるので、これは仕方がないことです。
なので集中力を回復するため気分をリフレッシュさせることは重要です。
その方法はさまざまあります。
たとえばストレッチしたり、水で顔を洗ったり、好きな音楽を聴いたり。
僕の場合、読書に限らず集中力が切れたときは個包装のチョコやキャラメルを一口つまむことが多いです。
自分なりのリフレッシュ方法を身につけておくと、読書のときだけでなくさまざまな場面でも活用できます。
日頃から自分に合ったリフレッシュ法を探ってみてください。
別の本を読む
読書に集中できないのは、読んでいる本が今の気分にあっていないからかもしれません。
気分にあっていない本だと気持ちが乗らず、本に没頭することが難しいです。
逆に言えば気分に合う本ならすんなり集中できることも多いです。
だから読書に集中できないときは、思い切って読む本を変えてしまいましょう。
そのときは本のジャンルも変えた方がうまくいきます。
僕の場合、外出するときはジャンルの違う本を2冊持ち歩いています。
小説orエッセイを一冊と、哲学系やビジネス系のお堅めの本を一冊という組み合わせが多いです。気楽に読める本と難しめの本の両方を持っていくと気分に合わせて選べます。
それか本屋で気に入った本があれば、それを買って読むようにしています。
読みたい本は「その日」の気分というよりも「その時」の気分で変わります。今の自分の気分に合わせて本を選ぶなり買うなりすれば、いい読書時間を過ごせると思います。
環境を自分好みに整える
身の回りには集中を妨げる要因がさまざまあります。
たとえば机の上がごちゃついていたり、テレビがついていたり、室温が適切でなかったり。
気が散る環境で読書に集中することは難しいです。
そのためできる限り自分が集中しやすい環境に整えるように努力する必要があります。
たとえばBGMにクラシック、ジャズ、川のせせらぎや波の音などの自然音を流してみたり、室温の調整をしたり、机の上を片づけてみたり。
人によって集中しやすい環境は変わるので、いろいろ試してみると発見があって面白いです。
また自分が集中しやすい環境づくりができるようになれば、読書に限らず勉強でも仕事でも応用が利きます。
場所を移動する
その場でいろいろ試してみても読書に集中できそうになかったら、場所を変えてしまうことも一つの手です。
自宅の場合でも環境を整えるのに限度はあるし、外出先ならもっと周りの環境をコントロールすることは難しいので。
読書ができる場所はさまざまあります。
無料:自宅、風呂場、図書館、市が運営している施設
有料:カフェ、ファミレス、健康ランド
屋外:海や公園、キャンプ場
自分の好みの場所はいくつあってもいいので、日頃からよさそうな場所はチェックしておくと便利です。
同じ場所でも曜日や時間帯によって雰囲気は変わるので、そこも把握して使い分けると無駄足を踏まずに済みます。
読む場所を変えれば気分も変わって集中できることも多いので、無理だと思ったら粘らないで別の場所に移動しましょう。
(でもカフェ代がもったいなくて粘ってしまうとき、ありますよね。)
悩みごとを書き出す
「悩みごとや考えごとがあって読書どころではない」という日があると思います。
読書は能動的に頭を使うので、別のことを考えながら本の内容を理解するのは難しいです。
そういう場合の対処法として考えごとを紙に書き出すことがオススメ。
(紙でなくても、自分が書きやすいものならスマホでもパソコンでも何でも大丈夫です。)
悩みを視覚化することで、モヤモヤした気持ちの原因を整理することができて、不安感が減ります。
また感情を外に吐き出すことはストレス発散にもなります。
経験上、頭に浮かんだことを勢いのままに書き出すことが重要です。
溢れる感情をぶつけるとスッキリするので、気にかかることがある場合はぜひ試してみてください。
日頃からできる、読書に集中できるようになるための3つの方法
そもそも読書に集中するのが苦手という人もいると思うので、日頃からできることを3つ紹介します。
自分に合った難易度の本を選ぶ
自分のレベルに合った本を選ぶことは大切です。
本選びでミスると意味のわからない文字列を眺めることに等しい時間を過ごすことになります。内容がわからなければ集中もクソもありません。
僕も岩波書店の青版を手にとっては痛い目を見ています。
そうならないためにも小説なら語彙レベルを、専門書なら知識レベルを自分に合わせて本を選ばなければいけません。
もし読みたい本が難解ならば入門書で事前知識をつけてから挑戦した方が挫折しにくいです。
それとある程度の気力と根気が必要であることを理解しておくと気持ちが折れずに済みます。
興味がある本でも中身のレベルによっては集中力どころの話ではないので、読むのをやめて、入門書に走った方が効率がいいことを覚えておいてください。
読書をルーティン化してしまう
読書をルーティン化することは集中力を高めることに繋がります。なぜなら集中するためにはリラックスすることが必要だからです。
何でもそうだけど慣れないことをするのは緊張するし疲れます。それは読書も同じです。
読書が習慣化されていない人にとって読書は特別なことであり、慣れてないうちではリラックスして本を読むのは難しいと思います。
そしてそれを解消するためには読書をルーティン化することが一番の近道です。
読書をルーティン化する際は、毎日必ず行うこととセットで習慣づけるといいです。
たとえば朝の通勤や風呂上り、寝る前など。
このような日々の習慣と読書を紐づけることができれば、習慣化しやすいし、読書前の行動が集中するためのトリガーにもなります。
最初のうちは意識的に取り組む必要があるため、多少はツラいかもしれません。
でも慣れれば努力なしで読書に集中できる体になるはずです。
普段から読書の集中力の問題に悩んでいる人は、読書をルーティン化するように心がけてみてください。
聴く読書という選択肢を作っておく
読書がうまくできないときの一つの対策として、聴く読書の用意もしておくと便利です。
聴く読書の魅力は読む読書と比べてとにかくラクなところ。
普通に読書するとなると、座って、目で文字を追って、内容を理解してと案外やることが多いので、集中力が必要だし疲れます。
でも聴く読書は流れてくる音声に耳を傾けるだけなので、疲れているときでも内容は入ってきやすいです。
しかも両手があくので、皿洗いや部屋の片づけをしながらでも本を読めるところもメッチャいいです。
ちなみに僕はアマゾンが提供しているサービス「オーディブル」を使っています。
月額料金を払えば本とポッドキャストがほとんど聴き放題なので気に入っています。
読書が苦手な人だけでなく日頃忙しくて読む時間がない人にもぜひオススメしたいサービスです。
1ヶ月無料キャンペーンをやっていることも多いので、そのお試し期間内にオーディブルのよさを体感してみてください。
まとめ
読書に集中できないときの対処法を紹介してきました。
内容をまとめると以下の通りです。
すぐに試せる改善方法
- 仮眠をとる
- 気分をリフレッシュさせる
- 別の本を読む
- 環境を自分好みに変える
- 場所を移動する
- 悩みごとを書き出す
日頃からできる、読書に集中できるようになるための3つの方法
- 自分に合った難易度の本を選ぶ
- 読書をルーチン化する
- 聴く読書という選択肢を作っておく
集中力はある程度コントロールできるものです。
なので読書に集中できないときでも諦めず、その場に適した対処方法を実践してみてください。そうすればいい読書時間を過ごせるはずです。