【朗報】「読書は意味ない」って人は伸びしろしかない

読書は意味ない
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読書には意味がないっていう声があるじゃないですか。

読書歴が長い僕からしたら、その声に「ちょっと待った」と言いたい。

そして現時点で「読書は意味ない」と考えて読書していない人には、伸びしろしかないって伝えたい。

今回の記事では読書否定派の人が抱いているであろう懸念点を解消して、意味のある読書をする方法を紹介していこうと思います。

今回の記事を読んでわかること
  • 読書の持つ可能性
  • 読書歴10年以上の意見
  • 意味のある読書をする方法
目次

読書は意味ない派の5つの否定的意見と、それに対する僕の意見

おそらく読書意味ない派の人は以下の5つの考えによって、意味がないと思っているのではないでしょうか。

  1. 情報収集はスマホで十分
  2. 読書の大切さがわからない
  3. インプットよりアウトプットが大切
  4. 読んでも覚えていないのだから意味がない
  5. 読書してきたけど人生なんて変わらなかった

こんなところでしょうか?

読書好きの自分としても何となく気持ちはわかります。

でも、やっぱり選書や読み方次第で読書は人生を変えてくれると、僕は考えています。

次からは上記5つそれぞれの左の番号に対応させて、個人的な回答を書いていきます。

①スマホは片手間、読書は襟を正す

個人的な経験から言うと、スマホに比べて、本で情報収集をしたときの方が記憶に定着していることが多いです。

精神論になってしまいますが、それは本とスマホでは向き合う姿勢が違うからだと考えています。

スマホってどうしても文章を気軽に読みがちじゃないですか?

僕だけかもしれないけど、スマホで何か調べものをする場合、気になるところをサラッと読んで終わりということが多くて。

で、時間が経つと忘れちゃってるんですよ。その場だけ満足してしまうんですよね。

それに比べて読書は情報としっかり向き合っている感じがあって、理解しようという姿勢を持って読んでいます。

気になったところには付箋を貼って、重要な所は何度も読み返すことも欠かしません。それもあって内容は忘れにくいです。

しかも本の方が情報のクオリティは担保されていて、周辺知識まで網羅されていることが多いのも優れている点です。

料理のレシピや些細な生活の困りごとを調べるならスマホは便利だけど、「知識や教養を広げよう」と思ったときは、間違いなく読書する方が効率的で質もいいです。

②読書でオリジナルの人間になる

なぜ読書が大切かと聞かれれば、読書は自分をオリジナルの存在にしてくれるからと僕は答えます。

自分の人生経験と読書による追体験をかけ合わせることで、独自の思考を作り出せると考えているからです。

自分一人の人生では考えられることにも経験できることにも限界があります。

それは思考の限界ともいえます。

しかし読書をすることで、著者の思考に触れて自分の思考を拡張することができるのです。

つまり自分の人生経験に著者の知識・視点・経験をプラスして、自分の思考をバージョンアップさせるということです。

それはある意味で独自の展開を経たオリジナルの思考になります。そしてその結果、自分の枠を超えた思考力が身につくのです。

まぁ、ここで「読書を語っているお前の思考力はどうなんだ?」と問い詰められれば少し困ってしまいますが、あくまで主観として読書は自分の思考力を高めてくれていると実感しています。

実際、この記事だって自分の経験だけでなく、これまでの読書経験で得た視点が掛け合わされて書かれていると思います。

ただ読書の効果は即効性があるわけではありません。しかし読書は着実に自分の思考を拡張し、独自の存在として生きていく一助になってくれると思います。

③インプットよりアウトプットが大切?

「インプットよりもアウトプットが大切だ」と語られることがあります。

間違ってはいないけど、その言葉に少し違和感を覚えます。

たしかに行動することは大切だし、何もしなければ現実は何も変わりません。

でもそもそもインプットとアウトプットの重要性を比べること自体には首を傾げてしまいます。

結局、インプットとアウトプットは役割が違うだけで、表裏一体なんですよね。どっちか一方だけでは機能しません。

何のインプットもせず闇雲に行動ばかりしても成果はでない。

かといって、インプットばかりしていても、消化不良になるし頭でっかちになってしまう。

だから【インプット→アウトプット→インプット……..】の繰り返しが重要なだけなんですよね。(どちらが先かは卵とニワトリ問題なので、わからないけど。)

行動する方がハードルが高そうに見えるからアウトプットが大切だって言いたくなるけど、どちらが重要だとか比べてるのは個人的にはナンセンスだと考えています。

④本のジャンルによっては内容なんて覚えてなくてもいい

個人的には本のジャンルによっては、内容を覚えてなくても問題はないと思っています。

語弊が無いように言っておくと、完全に忘れるのはダメですが、うろ覚えぐらいでもいいということです。

ジャンルでいえば、小説、ノンフィクション、歴史や哲学を扱う教養本などあが特にそうです。小説は娯楽という一面があるので楽しめていれば問題はありませんし、教養本は好きで読んでいれば自然と知識は蓄積されます。

逆に「本は読んでも忘れるから無意味だ」という意見通り、内容を忘れてしまってはいけないジャンルの本もあります。

それはいわゆる自己啓発本です。

例えばモチベーションの上げ方だったり、すぐ行動するための方法だったりという本のことです。

この類の本は内容を忘れて実践もしなかったらマジで読書の時間は無駄に終わります。

でも内容を実践すれば効果があるのも事実です。

だから読書が無駄にならないように対策をする必要があります。

ここら辺の具体的な対策方法は後述する「意味ある読書をする方法」の方で詳しく触れていきます。

気になる方はどうぞ読んでみてください。

⑤読書によって、まず”生活”は変えられる

「読書によって人生は変わる?」かと問われれば、僕は変わると答えます。

多かれ少なかれ読書の影響を受けて、”現在の自分”があると考えているからです。

でも「読書で人生は変わる」ということについて厳密にいえば、「読書によって人生は徐々に変わっていく」という方が正しいです。読書の積み重ねによって、自分の考え・視点は徐々に変化し、その結果人生は緩やかに方向修正していくイメージです。

僕の場合、一冊の本で人生がひっくり返ったという経験はありませんが、読書経験のおかげで気持ちが救われたり、新しいことを始めるキッカケになったり、興味・関心が広がったりしたことは多々あります。

一つ具体例をあげると、ベストセラーにもなった『嫌われる勇気』には心を救われました。

『嫌われる勇気』はアドラー心理学についてわかりやすく実践的に解説した本です。

その本の中で”トラウマ”をアドラー心理学の見地から考えるくだりがあり、それを読んだときは「こんな考え方もアリか」と感銘を受けました。それ以来、過去の暗い出来事を思い出したとき、客観的に自分を観察して対処できるようになっています。

そんなに大げさに騒ぐ出来事でもないかもしれませんが、『嫌われる勇気』を読んだことによって間違いなく自分の人生が豊かになる視点を手に入れたと僕は考えています。

結局、一番大切なのは発見のある読書体験であって、読書をすること自体ではありません。

良質な読書体験を積み重ねていけば自然と人生は豊かに変わっていくと思います。

意味ある読書をする方法

読書は行為としては簡単だけど、意味ある読書体験にしようと思うとノウハウが必要です。

ノウハウを知っておけば、生活を変えるような意味のある読書体験は誰にでもできると思うので、ぜひ参考にしてみてください。

ここでは読書を習慣としてしていない人を想定して、自己啓発本をどのように読めば意味のある読書ができるかについて解説していきます。小説やノンフィクションなどは興味の向くままに読んでいれば問題はないので、ここでは扱いません。

悩みを明確にしてから本を選ぶ

自己啓発本を読む前に必ずやるべきことは、悩みを明確にしておくことです。弱点・課題を知っておかなければ、そこを改善するための本を選べません。

つまり悩みを明確にしておかなければ、自分にとって意味のない本を読んでしまうことになります。

逆にいえば、悩みを具体的にすればするほど、読書は成功に近づきます。

例えば「会話が苦手」という悩みを持っているとします。

ここで「人と話すの苦手だな〜」程度の認識で、本選びをすると失敗する可能性は高いです

「会話が苦手」という悩み一つとっても、”話が続かない”、”人を楽しませる会話ができない”、”商談が上手くできない”など細かく分ければ様々あります。

なので出来るだけ悩みは細かく噛み砕いて、明確にしてみてください。そうすれば本選びの段階で自分に適した本を手に取ることができて、意味のある読書体験にグッと近づくはずです。

一冊の本をしゃぶり尽くす

自己啓発本を実生活で生かしたいと考えるなら、その本の内容をしゃぶり尽くす気持ちで一冊の本と向き合うことをオススメします。

なので一回だけ読んで終わりということは基本的にないです。

頭からではないですが、だいたい二、三周は読み返します。

めんどいかもしれませんが、読書を無駄な時間にしないためにも重要なことです。

それでは一周目と二周以降に分けて説明していきます。

一周目の読書

一周目の読書の目的は重要な内容の把握です。

読書の前には付箋を用意しておいてください。付箋は気になったページに貼る用です。(付箋がなければページの端を折るでもいいです)

付箋を貼る基準は様々あると思いますが、僕の場合は以下のところに貼っています。

  • 悩みを解決するヒントになったところ
  • 悩みに関係なくても実践できそうなところ
  • 覚えておきたい事実
  • 疑問に思ったところ(知識を増やすために役立ちます)

※浮かんだ疑問は案外すぐ忘れてしまうので、その場で書き込みするのもオススメです。でも僕はめんどくさくてやれていません。

この付箋貼りを一周目にやっておきます。

二周目以降の読書

二周以降では本の内容を生かすための作業をしていきます。

まず付箋を付けたページを重点的に読み返します。

どんなに役に立つアイディアも時間が経てば忘れてしまうので、本を手に届くところに置いて何度も見返します。

さらにその中でも特に使えるアイディアは抜き出して、パソコンのメモ機能に書き込んでいつでも見られるようにしています。

そしてアイディアは日常的に実践し、効果があれば継続して生活に組みこみます。

ここまでの一連の作業を通して、一冊の読書は完了です。

めんどうかもしれないけど、読書を通して自分の弱みを解消することはしんどいことです。でも少しでもいい方向に自分を変えられたら人生も徐々に変わっていくと思うので、頑張っていきましょう。

最後に

「読書は意味がない」と思って読書をしていない人は、マジで伸びしろしかないです。

ここまでの人生を読書なしで生きてきたということは、地図なしに複雑な道のりを歩いてきたも同然です。しかしだからこそ、本という地図を手に入れれば、これまで以上に人生は進みやすくなるはずです。

読書の効果は見えにくく遠回りに感じる行為かもしれませんが、読書をすることによって、間違いなく自分を向上させ、人生を生きやすくしてくれます。

もし今、地図なしで歩いてきた人生に行き詰まりを感じているのなら、突破口を開くキッカケとして、読書を試してみるのはいかがでしょうか。

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